電池交換の値段。お店によって違うのは何故?~例えばブルガリの場合

新天町ハナブサ

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電池交換の値段。お店によって違うのは何故?~例えばブルガリの場合

時守人ブログ(ときもりびと)

2018/02/07 電池交換の値段。お店によって違うのは何故?~例えばブルガリの場合

ブルガリブルガリ

 

時計の電池交換の価格。

「500円でします」というPOPを見かけることもあれば、ブランドショップでは何万円という価格がつけられていることもあります。

 

例えばブルガリの電池交換の場合。

ブルガリのショップへ持っていけば¥11,000(+税)で納期は1か月~1か月半かかるのに、弊社(ハナブサ)では¥2,000(+税)で即日対応しています。

¥5,000で受付をするところもあるようですし、¥1500で受付をしてくれるところもあるかもしれません。

 

この価格差はどこからくるのでしょうか?

 

ブルガリショップにお願いした場合

・時計修理技能士はショップにいらっしゃらないので受付店舗から修理センターへ送られます。

・修理センターでは専門の技術者が時計の状態を判断し、電池交換だけで可能な状態か分解掃除が可能な状態かを見極めます。

・ここで分解掃除が必要と判断されたり、防水性を維持するためにガラス交換が必要な場合など追加の料金が発生する場合はその連絡も入ります。

・電池交換¥11,000(+税)で大丈夫!となった場合はケースやバンドもキレイに洗浄し、必要であればパッキン等も純正もものに交換してくれます。

 

ハナブサで電池交換をする場合

・時計修理技能士の資格保持者が時計の状態を判断します。

・診断書をお渡しします。

・検査項目:電池電圧・消費電流・磁気帯び有無・リュウズの状態・液漏れの有無・裏蓋パッキンの劣化具合・ガラス接着状態・針スレ有無等々・・・

(防水検査はいたしません。リュウズパッキン・裏蓋パッキン等すべて純正のものに交換して防水検査をしなければ防水検査の意味が半減してしまうと考えます)

 

問題がなければ電池交換をさせていただきます。

 

・ケースやバンドのクリーニングあるいは裏蓋パッキンの交換など、分解掃除まで必要がないがプラスアルファのご提案がある場合はその場でご報告させていただき、お客様にどこまでのメンテナンスを希望されるか伺います。

 

※写真のブルガリの場合:ケースやバンドの汚れが進んでいましたので電池交換に合わせてケース・バンドのクリーニングをお勧めしました。

電池交換¥2,000にクリーニング代¥3,000追加です。クリーニングの場合は納期が3日間程かかります。

ここでクリーニングをするかどうかが、ケースやバンドの寿命を延ばす分かれ道になります。

 

「電池交換は電池代では無い」のです

 

商品であれば同じメーカー、同じ品番でしたら価格の見比べは容易ですが、時計の電池交換はいってみれば技術料。

どんな工具を使って、どのような技術と知識を持った人がするかで価格は異なります。

逆に同じくらいの技術をもった人が電池交換をするのでも、お店の経営方針によっても価格設定が異なることもあります。

電池交換後の保証がどれくらいか、時計の現状をどれくらい説明できるかそういったところも併せて本当の意味でお値打ちな電池交換が出来るお店をお選びいただければと思います。

 

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