電池交換に時計修理技能士の資格は必要? 

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電池交換に時計修理技能士の資格は必要? 

時守人ブログ(ときもりびと)

2018/02/03 電池交換に時計修理技能士の資格は必要? 

強烈な寒波の中、受験シーズン真っ盛り。

いつもながら「受験はこんなに寒い時にしなくても」と思うのですが・・・

 

時計業界でも、時計修理技能士検定の学科試験が先月1月28日に行われました。

そして本日は3級の実技試験です。

 

福岡では九州各県から30名を超える受験者が集まっているそうです。

落ち着いて実力を発揮していただきたいものですね。

 

弊社の時計修理技能士・衞藤は福岡県時計修理技能検定委員に2005年に選定され、現在まで13年間続けてきています。

ですので受験期間はおよそ1週間、試験の立ち合い・採点に追われることになります。

 

電池交換

 

 

 

時計修理技能士3級の実技試験とは

1級から3級まである時計修理技能士の等級ですが、3級の実技試験の内容は下記の通りです。

アナログ水晶腕時計の裏ブタの開閉・裏蓋パッキンの交換・電池の選択・電池セット・電池電圧測定・消費電流測定・歩度測定・金属バンドの取外し取付け・金属バンドのコマ詰め

そして、不思議なことに商品の包装(ラッピング)まで含まれます。

 

分解掃除(オーバーホール)が時計修理の醍醐味とすれば、初歩の初歩になるのですが、始めが肝心。

時計修理技能士になるために重要な「ひとつづを確実に」が問われます。

もちろん、時計に小さな傷をつけてしまったら大変です。

 

 

資格が無くても電池交換をしてよいのか?

お医者様は無資格で診察をすれば罰せられますが電池交換は時計修理技能士の資格が無い方がしても罰せられません。

手先が器用な方は「これくらい大丈夫」とご自分で電池交換される方もいらっしゃいますし、ネットでも一般の方向けに電池交換の工具が売られていたりします。

「電池交換します」と大きな看板を掲げているお店でも資格の無い方が電池交換をおこなっていることもあります。

資格を持っていなくても確かな技術をもっていらっしゃる方も存在しますが、資格もなく技量も無い方が電池交換をしていることもあるということです。

心配されるミスは下記の通りです。

 

・機械や電池に指紋をベタベタつけてしまう

・ケースやバンドに傷をつけてしまう

・裏蓋を開けるときにコイルを傷つけてしまう

・間違った電池を入れてしまう

・液漏れ等、時計の不具合を見つけらない(電池交換をしてすぐに止まってしまう)

 

検定試験に受かったからといって、人間ですからミスを全くしないわけではないと思いますが、大切な時計のメンテナンスにはリスクを最小限にとどめる選択をお勧めします。

 

ハナブサではお客様の時計の電池交換は検定試験合格者のみが行っています。

 

 

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